neovimでは、様々な便利なパッケージが開発されています。neovimでRのプログラムを作成し、直接Rに流し込んで、その結果を確認することが可能です。Rのプログラムを思考のスピードで編集できれば、研究のスピードが大幅にアップします。
そんな夢を叶えてくれるneovimパッケージが、Nvim-Rです。
Nvim-Rホームページ https://github.com/Shougo/dein.vim
Nvim-Rのインストール方法は複数ありますが、今回は他のパッケージにも応用が効くパッケージ管理パッケージdein.vimを利用した方法を紹介します。
dein.vimをインストールする
まずは、dein.vim用ディレクトリを作成します。今回は、~/.cache/dein/にします。Terminalで下記のコマンドを実行します。
mkdir -p ~/.cache/dein
下記のコマンドを実行して、dein.vimをダウンロードして、インストールします。
curl https://raw.githubusercontent.com/Shougo/dein.vim/master/bin/installer.sh > installer.sh sh ./installer.sh ~/.cache/dein
dein.vimを使って、nvim-Rパッケージをインストールする
~/.config/nvim/init.vimをneovimで開いて、下記の設定を追記します。
if &compatible set nocompatible endif " Add the dein installation directory into runtimepath set runtimepath+=~/.cache/dein/repos/github.com/Shougo/dein.vim if dein#load_state('~/.cache/dein') call dein#begin('~/.cache/dein') call dein#add('jalvesaq/Nvim-R') call dein#end() call dein#save_state() endif filetype plugin indent on syntax enable
ノーマルモードで、下記のコマンドを実行し、pluginを実行します。これで、Nvim-Rがインストールされます。
:call dein#install()
nvimからRを起動する
init.vimファイルを保存終了(:wqコマンド)してから、Rのプログラミングファイル temp.Rを作成して、開きます。
nvim temp.R
ノーマルモードで、”¥rf”と入力してみましょう。Rが起動します。

“i”で入力モードに移行し、現ディレクトリを表示するRコマンドgetwd()を入力します。”escape”でノーマルモードに戻ってから、”¥l”を入力すれば、カーソルが存在する行のコマンドがRに送られて、現ディレクトリが表示されます。

これでneovim-rが機能しているのが確認できました。
temp.Rでプログラムを編集し、”¥l”でRにプログラムを飛ばせば、思考のスピードでRを動かせるというわけです。
neovimと同様に、Nvim-Rも様々な便利な機能をinit.vimファイルで設定することができます。自分好みに成長させることができるので、どんどん研究が進むようになりますよ。
Nvim-Rのコマンドは、下記URLのマニュアルで確認しましょう。
https://raw.githubusercontent.com/jalvesaq/Nvim-R/master/doc/Nvim-R.txt