日本人の末期腎不全の生涯累積発症率

日本には、約33万人の透析患者さんがいて、一人当たり年間約500万円の医療費が必要です。透析患者数の増加が高騰する医療費の一因がであるとも考えられており、なんとか透析患者さんを減らそうと、様々な研究が行われています。

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The 9th CKD Frontier Meeting

本日は名古屋で開催された第9回CKD Frontier Meetingに参加してきました。私が指導している大学院生の富量平先生が”Skipping breakfast and dinner and incidence of proteinuria: a retrospective cohort study”と題して、大阪大学職員健診受診者において、朝食と夕食を毎日食べていない人は蛋白尿のリスクが高いという研究結果を発表しました。

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非肥満男性では、飲酒頻度が高血圧の発症に及ぼす影響が増強される

Hypertens Res, in press
Body mass index modifies the association between frequency of alcohol consumption and incidence of hypertension in men but not in women: a retrospective cohort study
Nishigaki D, Yamamoto R, Shinzawa M, Kimura Y, Fujii Y, Aoki K, Tomi R, Ozaki S, Yoshimura R, Taneike M, Nakanishi K, Nishida M, Yamauchi-Takihara K, Isaka Y, Moriyama T.

本研究は、Dr.山本の指導の下、大阪大学医学部6年生の西垣大毅君が行った疫学研究です。希望学生には個別に研究指導を行いますので、山本までご相談下さい。

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第101 回大阪腎疾患研究会(OCKD)

本日開催された第101回大阪腎疾患研究会では、現在私が指導している芦村龍一先生(博士課程1年)が、「飲酒は、食塩摂取量が血圧と尿アルブミンに与える影響を増強する」と題する疫学研究を発表しました。

2020年2月14日第101 回大阪腎疾患研究会
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睡眠負債と蛋白尿:横断研究

Clin Exp Nephrol 2020; 24: 143–150.

Sleep debt and prevalence of proteinuria in subjects with short sleep duration on weekdays: a cross-sectional study.

Aoki K, Yamamoto R, Shinzawa M, Kimura Y, Adachi H, Fujii Y, Tomi R, Nakanishi K, Taneike M, Nishida M, Kudo T, Yamauchi-Takihara K, Isaka Y, Moriyama T.

短睡眠時間は、様々な生活習慣病や全死亡のリスク因子です。我々の研究グループは、大阪大学の職員健診受診者を対象にした後ろ向きコホート研究において、5時間以下の睡眠時間が蛋白尿の予測因子であることを報告し(Yamamoto R. Am J Kidney Dis Am J Kidney Dis 2012; 59: 343–355)、短時間睡眠が腎臓病のリスクであることを明らかにしました。しかしながら、必要な睡眠時間は個人差が大きいため、平日5時間しか寝ていない人でも、日中全く眠気を感じない人もいれば、日中絶えず眠気を自覚する人もいます。

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